ラグビーウェールズ試合結果

準々決勝
ウェールズ 20 - 19 フランス

(大分スポーツ公園総合競技場)

【試合詳細】
前日(19日)の準々決勝(イングランド、ニュージーランドが準決勝進出)から熱気が噴き出すような盛り上がりを見せる決勝トーナメント準々決勝。特に大分での開催が2試合あり、北九州も週末はイングランド、オーストラリア、フランス、ウェールズ、そして日本のファンでまちが賑わいを見せていた。

そのような中、ウェールズもフランスとまさに「死闘」を繰り広げる。

これまで繰り返しお伝えしているとおり、今年の欧州王者ウェールズだが、フランスはW杯など大きな大会にめっぽう強く、これまでも決勝に二度進出している。ウェールズとは2011年大会の準決勝で対戦(過去、W杯では一度だけ)しており、退場者を出したウェールズは8-9で敗れている。

愛称は「レ・ブルー」。その華麗なパス回しは「シャンパンラグビー」「フレンチフレア(ひらめき)」と呼ばれる。

試合は序盤からそのフランスが躍動する。勢いに乗った突破と早いフォローによるオフロードパスをつないでウェールズ陣内に攻め込むと、ゴール手前のラインアウトからモールで前進。FW陣を使い少しずつゲインし、トライまで奪う。コンバージョンは外れたものの、続けざまに前半8分、本当に素晴らしい、華麗なパスのつなぎからゴール中央にトライ。フランスの至宝と言われるSOヌマッタックにコンバージョンを決められ、0-12と差を拡げられてしまう。

序盤、動きに固さがみられたウェールズのディフェンスだったが、やっと足が動き出す。フランスの攻撃に対しディフェンスでプレッシャーをかけ、フランスがこぼしたボールをFLアーロン・ウェインライトが拾い、そのまま独走で走り切りトライ。SOダン・ビガーがコンバージョンも決める。さらに相手のハイタックルで得たPGをビガーが決め、10-12と差を詰める。

しかし、なかなか流れが向かないウェールズ。FWの要でもあるNO8ジョシュ・ナビディが負傷により退くと、代わって入ったロス・モリアーティーがこれまたハイタックルの判定でイエローカードをもらい、10分間の出場停止。人数が少なく苦しい状況となり、フランスの猛攻を受けてしまう。

するとウェールズ陣深くまで攻め込んだフランスは、オフロードパスを受けたCTBがトライ。10-19の9点ビハインドで前半を終える。

ウェールズは予選4試合をフルに戦い、フランスは3試合(台風で中止)とはいえ、素晴らしい動きを見せるフランスと流れに乗れないウェールズ。嫌な雰囲気を感じる筆者。しかし、フランスの2本のキックミス、そして傷口を最小限に抑えたともいえるしぶとく粘り強いディフェンスに期待し、後半に臨む。

後半序盤もフランスの切れのある猛攻に耐えるウェールズ。すると後半9分、密集の中でフランス選手がウェールズ選手の顔面を肘で殴ったことがTMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)で確認され、レッドカード(退場)に。これから試合の流れがウェールズに向く。

数的有利となったウェールズは攻め込み、相手の反則を得ると、焦らずにPGを選択。これをビガーがきっちり決め、点差を1トライ1ゴール(5点+2点)で逆転となる13-19とする。

攻め込むウェールズ、耐えるフランス、また攻め込む、耐える、ウェールズがゴール前まで進み、ミス・反則。そんな攻防が20分ほど続く。すると、残り8分。フランス陣ゴール手前のスクラム(フランスボール)でプレッシャーをかけると、スクラムが崩れた瞬間に途中出場のSHトモス・ウィリアムズがボールを跳ね上げ、これをキャッチしたモリアーティがインゴールに飛び込んだ!!!

しかし、主審はTMOでの確認を指示。跳ね上げたボールがノックオンではないかの確認だった。固唾を飲んで判定を待つスタジアム。主審が一言二言フランス選手に説明したのち、右手を高々と上げホイッスル。トライが認められた瞬間に、ウェールズサポーターの喜びが爆発。ビガーがコンバージョンを決め、とうとう20-19と逆転に成功!!

残り時間、フランスの攻撃をしのいだウェールズ。ビガーが試合終了のプレーを切るキックをした後に見せた全身全霊のガッツポーズが、この激戦を物語っていた。

次戦は準決勝。日本を完全に抑え込んだ南アフリカが相手となる。世間は「日本を破った南アフリカに優勝してほしい」みたいな風潮が流れつつあるが、ここは北九州市として、日本の仇をウェールズにとってもらいましょう!

北九州市はウェールズを応援しましょう!!!

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